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たまじゅくについて

人生100年時代を見据え、活き活きと領域を越えて活躍できる人材を育て繋がりを深める。

永生たまじゅく大学院とは?

2018年6月より、東京の八王子市にある医療法人社団永生会・南多摩病院8階にて、有志により開催されてきた勉強会が多摩医療経営政策塾、通称「たまじゅく」です。

開講から5年が経ち、医療現場で働く医療従事者への学びの場として一定の成果をあげてきた本塾は、新たな5年間を迎えるにあたり、「永生たまじゅく大学院」と名前を改め再始動します。

これまでは、医療現場だけでは中々知ることが難しい医療経営や医療政策をテーマに開講してきましたが、これからはより幅広い学びの場となるため、積極的に法人内より多職種の講師を招聘し、お互いが学び教える半学半教の場となるべく取り組んでいきます。また、自身の専門分野だけに偏らない凝り固まらないマインドを育てる場として展開しつつ、職種や施設を越えた繋がり形成の場として広げていきたいと思います。

人生100年時代を迎え、医療・介護・福祉の枠を越えて生涯「学ぶ」をテーマに、参加してみませんか。

より多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。

2023.7.1
学長 神戸翼

新たまじゅく構想

これまでのたまじゅく 「テーマ:医療マネジメントを知る」
名称:多摩医療経営政策塾(通称:たまじゅく)
目的:医療経営と医療政策を学び考え、健全で持続可能な医療機関に貢献する人材を育てる
運営体制:有志の学びの場。塾長:安藤高夫、塾長代理:神戸翼、運営:永生総合研究所ほか
扱っているテーマ:医療経営、医療マネジメント、医療政策
講師:神戸翼(永生総合研究所)、外部講師
期待される効果:①医療経営・医療政策への知識・興味・意欲の向上、②経営層の発言の理解度向上、③関連資格の取得支援

これからのたまじゅく 「テーマ:半学半教&凝り固まらないマインド」
名称:永生たまじゅく大学院(通称:たまじゅく)
目的:人生100年時代を見据え、活き活きと領域を越えて活躍できる人材を育て繋がりを深める
運営体制:有志の学びの場。総長:安藤高夫、学長:神戸翼、運営:運営委員会
扱っていくテーマ:医療・介護・福祉・地域活動・生きがい活動ほか
講師:永生会グループ内の職員、外部講師
期待される効果:①ベストプラクティスの共有、②参加者への幅広い学びと気づき創出、③関連資格の取得支援、④講師の学びの深まりとやりがい創出、⑤施設・職種を越えた職員同士の交流の深まり、⑥オフィシャルを越えた学びの文化と価値観、⑦手軽に学べる環境、⑧手軽に教えられる環境、⑨組織を離れても学べる環境、⑩離職から再雇用へのハードルを下げる、⑪第2の人生の準備、⑫仲間の活躍を応援できる文化

設立の背景

政府を挙げて人的資本経営やリスキリング施策が進められています。企業では社員教育の場として企業内大学を創設し、幹部候補やリスキリングを促進しています。また、教育体制をウリに企業価値を発信することが最近のトピックになっています。一方で、医療業界では大学附属の病院はあるものの、病院が作る大学(学びの場)という逆の発想は少ないです。医療従事者は大学等の養成学校卒業後、マネジメント教育を含め学び直しの機会と文化はまだまだ醸成されていない現状です。

このため「病院内大学」という発想のもと、医療機関の中に社会人・医療従事者の学びの場を作る意義は大きいと感じています。また病院内大学という事業の新規性は、組織のプレゼンス拡大に寄与し、そこで働く医療従事者やこれから勤務したいと考えている医療従事者にとっても、大きな価値をもたらすのではないでしょうか。

たまじゅくと医療・介護分野の人材育成

医療・介護分野において、人材育成は全てのおおもと

医療・福祉サービスは地域の重要なインフラであり、地域住民の生活と安心のためになくてはならないものです。一方で、事業を継続するために売上と利益が重要視されますが、そのためには顧客の満足を確保し、そのための医療の質、サービスの質を担保する必要があります。そして、それを実現するためにも、「人」が重要であり、「人」を育てる仕組みと各個人の「学びのマインド」が重要です。

たまじゅくでは、人材育成のサイクルを意識し「学ぶ」に特化

人材を育成する際には、目的・目標を設定し、学ぶという行為を行い、それを実践し、さらには評価するというサイクルを意識することが重要です。

目的・目標を設定するとは、組織としての理念やビジョンを基にした人材の定義づけや役職ごとの定義づけ、自身のこれから目指す姿などを基に、目的と目標を設定することから始まります。その上で、自身が必要と感じるテーマを学ぶという行為を行います。

また、学ぶという行為の後、それを実践することで、スキル・ノウハウへと昇華され、また知識であればそれがより強固な記憶に繋がります。そのためにも組織は如何に実践させるか、個人自らは如何に実践していけるか、また実践方法や実践のタイミングなどを考えることが重要となります。

実践後は、それを評価することで、これまでを振り返り、次の次元に向かうことができます。この評価については、組織としての評価の仕組みに加えて、個人として自身で評価することや他者によって評価される、また社会として評価されるなど、評価者という意味では幾つかの方法があります。加えて、学びを整理する意味では、自身の強みを伸ばす学びなのか、弱みを克服する学びなのかという点も重要です。その他、評価するタイミングや評価する仕組み構築も求められます。

たまじゅくは、このような人材育成サイクルを意識し、「学ぶ」というフェーズに特化し、また医療・介護従事者の自己研鑽を促すプラットフォームとして機能することを目指します。

新たな「たまじゅく」の3つの特徴と期待される効果

たまじゅくを開校することで次のような効果を期待しています。

1.講師は永生グループ内の職員が行い、講師には講師料を支払います

期待される効果

①現場のベストプラクティスが共有される
②講師自身の学びが深まり自信に繋がる
③講師の副収入となり帰属意識が高まる
④講師と職員との交流が深まる
⑤組織に学びの文化が生まれる
⑥他の法人・病院との大きな差別化となり人材確保にも貢献する

※ゆくゆくは「社内認定講師制度」の構築を検討

2.リアル+オンラインのハイブリット開催で、職員なら誰もが無料で参加できる

期待される効果
 
①パソコン・スマホを使って全職員がどこからでも参加できる
②期間限定オンデマンド配信で、好きな時に勉強ができる
③他法人職員向けに有料のオンライン参加を開放しプロジェクト運営費を確保

3.法人を離れてもいつまでも参加できる学びで繋がる場

 期待される効果
 
 ①定年後でも学べれて繋がれる
 ②自己都合退職でも学べれて繋がれる
 ③学びという共通項でコミュニケーションがとれる
 ④離職から復帰のハードルを下げる
 ⑤学びと繋がりから第2の人生の足掛かりになる
 ⑥仲間の活躍を純粋に応援できる文化醸成

たまじゅくへのかかわり方

たまじゅくは、永生会グループに所属する方であれば、どなたでも自由に参加、講義、企画ができます。自身のコミットしたい内容について、運営事務局までお気軽にご相談ください。

事務局連絡先:info@hmp-soken.jp

教えたい職員は2つの関わり方があります。

自身のスキルと経験、メインの仕事量に応じて、2種類の関わり方ができます。

講義の開催形態

たまじゅくでの講義は、次のような体制で行います。

開催方式:リアル+オンラインのハイブリッド開催
開催場所:南多摩病院8階(オンライン配信あり)
開催時間:平日18:30-20:00
参加費:①法人内職員:無料。②法人外参加者:3,000円/回(※月9,000円でサブスク開放も検討)
講義:1講義あたり90分。※講義、質疑応答の時間配分は講師にまかせる
講義内容
 1.スポット型の講義
 2.シリーズもの講座(3-10回程度)
 3.特別企画   
講師謝礼:1講義あたり10,000円(5名以上参加の場合)

講義の例

スポット講義

有志の職員が講師となる、1回で完結する講義スタイルです。

心電図の読み方や睡眠障害の病態生理など専門系の講義、プレゼン資料の作成の仕方やエクセルの使い方などビジネス系の講義、動画編集やキャンプのコツなど講師の想いに基づくその他の講義などが想定されます。

シリーズ講座

有志の職員が講師となる、複数回で完結する講義スタイルです。

これまで実施してきたマネジメント系の講義として、医療経営基礎講座や医療版ロジカルシンキングに加えて、医療DX実践やリーダーシップ講座、内部環境・外部環境分析講座など、複数回でマスターする実践的な講義が想定されます。また、臨床・専門系の資格取得に向けた講座なども想定されます。

特別企画

組織としてのニーズや国や地域のニーズを考慮し、特別に企画する講義スタイルです。

定期的に行う組織トップの座談会や八王子という地域を研究する会、医療従事者のキャリアを考える会、永生会グループ職員が定期的に自身の想いとストーリーを語る場などが想定されます。

※尚、上記3つの講義スタイルにおいて、講義テーマ及び講師等の実施の可否については事前に運営委員会で審議することとなります。

たまじゅくの運営体制

たまじゅくは、社会一般的な教育機関とは異なり、永生会に関連する有志の勉強会という立て付けです。大手企業で取り組まれている企業内大学の医療機関版の類似形態となります。そのため、永生会の有志職員が運営ボランティアとして本活動にコミットしています。また、講義の受講者は永生会の職員を想定しています。(外部の方は有料参加の体制を検討中)

たまじゅくでは、運営委員会を設置し、①講義テーマ、②講師の選定、③広報・発信活動の検討・実施を議論しています。委員会の開催は、月1回程度の定例開催とし、委員任命においては、依頼書・任命書を発行します。尚、委員報酬はありません。

各種管理・サービスデザイン・主催として、外部機関である(株)医療経営・政策総合研究所が携わっています。

<運営体制>
たまじゅく 総長 安藤 高夫(医療法人社団 永生会 理事長)
たまじゅく 学長 神戸 翼(医療法人社団 永生会 永生総合研究所 所長)※プロジェクト責任者

<運営委員会>  ※2023/9/20付け ※五十音順
秋庭幹子(南多摩病院)
上野繕広(永生病院)
一箭静(永生総合研究所)
川村ひろ子(法人本部・広報連携・地域支援事業部)
髙橋貴行(永生病院)
中野雄介(永生病院)
野口僚子(永生病院)
袴田さち子(法人本部・人財開発室)
久松康代(永生クリニック)
比留間祐介(みなみ野病院)
森宏(南多摩病院)
山崎浩(南多摩病院)

最後に

たまじゅくは、永生会の理念である「街づくり・人づくり・想いでづくり」における、「人づくり」を体現する活動して、職員の生涯を通した学びと自己実現に貢献します。また、この活動を通して、地域住民の健康と安心に貢献していきます。

(医)永生会の理念